日常生活

アメリカで買える味噌。味は?値段は?味噌ソムリエがレポート

アメリカで買える味噌イメージ画像

最近はアメリカでもかなりの種類の味噌が、日本食スーパー等専門店に行かなくても簡単に手に入るようになりました。白みそ、赤みそ、合わせ味噌、米味噌、だし入り味噌、米味噌だけでなく豆味噌まであり種類も豊富。日本のメーカーのものもあれば、アメリカ現地メーカーのものまであり、味も本格的。値段も比較的求めやすい値段です。というわけで、本日はアメリカのスーパーやamazonで手に入る味噌について、種類や味、値段、味噌ソムリエの資格を持つ管理人が実食したものについてはその感想も合わせてお届けします。

文章中の値段は2019年11月現在のものです。なるべく頻繁に更新できるよう注意しておりますが、特にAmazonの値動きは大きいことがあるのでご注意頂けますと幸いです。

アメリカで買える味噌

日本のメーカーのもの

HikariOrganicMisoPaste(ひかり味噌)

HikariOrganicMisoの画像ひかり味噌さんの公式サイト(英語)より
https://hikarimiso.com/product/organic-miso/organic-miso-white-17-6-oz-500g/

ひかり味噌と言えば、日本でも見かけないスーパーはないくらいメジャーな味噌メーカーさんです。日本に住んでいた時に使っていたよ!という方も多いのではないでしょうか?私も無添加円熟こうじ味噌やひかり味噌さんの有機味噌大好きでした。

こちらamazonで1パック(500g)の2パックセットがお値段$15程です。なお、Whiteとありますが、いわゆる白みそというよりは、白に近い合わせ味噌といった感じです。京風の白みそは、同じくひかり味噌さんからOrganic Miso Saikyo Sweetが販売されています。

またスーパーマーケットで見かける下記のパッケージの味噌もひかり味噌さんが販売しているものです。

Sirakiku Miso Shiro (玉井味噌)

こちら1パック1kg入りが下記のように、2パックセットでamazon.comで$13程で購入できます。実際にオーダーして届いたものがこちら。我が家ではジップロックのコンテナに詰め替えて使っています。

Shiroと記載がありますが、実際の感じはどちらかと言うと合わせ味噌に近いです(京都の白みそイメージすると違う感じ)。ひかり味噌に比べて少し塩気が強めですが、味噌漬け、味噌汁、炒め物…と何でも使えてお値段もお手頃なので重宝します。

AwaseMiso(宮坂醸造)

mikoawasemisoの画像

こちらは、日本酒の真澄で有名な宮坂醸造さんの味噌です。英語版の公式サイトでは、味噌は業者さん向けの販売となっていますが、こうしてamazonでも500g入りで$9ほどで購入できます。

OrganicWhiteMiso(マルクラ食品)

マルクラ食品白みその画像

こちらマルクラ食品さんは岡山県の味噌メーカーさんです。amazonで販売されているこちらは、いわゆる関西風の白みそ。京風のお味噌汁やお魚の味噌漬け、また味噌豆乳スープなんかにも合いそうです。こちらamazonで$9ほどで手に入ります。

Miso&Easy(マルコメ食品)

miso&easyの画像

出汁入り味噌はないの?という方もご安心を。大手メーカー、マルコメ食品さんがアメリカでも出汁入り味噌を販売しています。amazonでも手に入りますし、ターゲットやStop&Shop、MarketBasket等アメリカの一般的な現地スーパーでも簡単に手に入る印象です。お値段は1本$8.5ほどです。

アメリカ現地メーカーのもの

OrganicMellowWhiteMiso(MisoMaster)

MisoMasterは、アメリカ現地メーカーで味噌づくりのパイオニア的存在。スーパーでもよく見かけます。「味噌と言いつつ味噌もどきなんじゃないの?」と心配するなかれ。想像以上に本格的…というか、味噌そのものです。種類も画像のWhiteMiso以外にも、TraditionalRedMiso(赤みそ)、OrganicBrownRiceMiso(玄米味噌)と充実の品ぞろえ。実際に購入したのがこちら。

MisoMasterの味噌画像
misomasterのパッケージ中身写真蓋を開けると、本格的な味噌、というか味噌そのものが姿を現します。お味噌汁にぴったりの味わい。

 

Whiteと記載がありますが、白に近い合わせ味噌、というのがイメージに近いです。お味噌汁にするにも、ドレッシングにするにも、調味料に使うにも使いやすい印象。

OrganicMiso(SouthRiver)

Southriverの味噌のパッケージ画像

こちらSouthRiverはWholefoodsMarketで取り扱いのある味噌です。特徴としては、粒味噌であることと、変わり種の味噌が楽しめることです。アメリカの普通のスーパーやamazonで購入できる味噌はこし味噌(ペースト状のもの)が多いので、濾していない粒味噌好きの方にもおすすめです。

southriver味噌の中身の写真粒感がしっかりと残っています!粒味噌好きにはたまらない

 

玄米等、メジャーな味噌だけでなく、Chickpea((ひよこ豆)やazuki(小豆)の味噌もあり、味噌の世界が広がること間違いなし。SouthRiverのウェブサイトには味噌を使ったアメリカ料理のレシピも掲載されています。

我が家では3歳の娘が、SouthRiverの玄米粒味噌(SweetTastingBrownRiceMiso)が大のお気に入りです。

スーパー、amazon…品揃えはどのくらい充実してる?

味噌が手に入りやすくなったと言うけれど、実際にはどのくらい充実しているか、なかなか感覚として掴みづらいですよね。ここでは、一般的なスーパー、amazon.com、日本食材スーパーそれぞれの場合について紹介したいと思います。

一般的なスーパーの日本食材コーナー

こちらstop & shopというアメリカの大手スーパー(イオンやイトーヨーカドー的な感じ)のアジアコーナー。アジア食品の充実度は一般的なレベルですが、上段2段目のインスタント味噌汁の横に、上記で紹介したひかり味噌さんの味噌が2種類陳列されています。日本のように味噌がずらっと陳列、とまではいかないですが、味噌もどきではなく、ちゃんと日本でおなじみの味噌が置かれています。

amazon.comのmiso検索結果

amazon.comでmisoと検索した結果がこちら。正直、紹介しきれないくらい沢山の日本製の味噌を購入することができます。一部の画面のスクリーンショットに過ぎませんが、沢山の種類の味噌が出品されていることが分かります。

WholeFoodsMarketの味噌

Wholefoodsの味噌コーナー上記で紹介したSouthRiverとMisoMasterのが、豆腐等を置いている冷蔵コーナーに陳列されています。

日本食材スーパーの味噌コーナー

日本食材スーパーの味噌コーナーの写真日本食材スーパーの味噌コーナー写真②日本食材スーパーの味噌コーナー③

まとめ

如何だったでしょうか?アメリカでは味噌が手に入りにくいのかと思いきや、むしろここでは紹介しきれないほど沢山の種類の味噌が流通していること、アメリカ現地メーカーの味噌のクオリティ高さ、おいしさは予想外の喜びでした。

相場感としては、だいたい日本国内の値段にプラス2-3ドルで購入できるような価格帯でしょうか。

一般的なスーパーでの取り扱いは増えていることは勿論ですが、個人的にはAmazonでの取り扱いが増えたことで入手がより容易になったと感じます。是非皆さまもアメリカでも様々な味噌にチャレンジしてみて下さい!