アメリカ食材事情

アメリカの豆腐~味は?値段は?固い?在住主婦が食べ比べレポ(写真有)

アメリカ豆腐事情イメージ写真

健康志向の高まりから普通のスーパーでも手に入る豆腐(tofu)。現地のアメリカ人にもポピュラーなフードです。本日は、現地在住主婦も私が、気になる味や食感、日本の豆腐との違い、現地スーパーでの陳列状況、値段等について実際に食べた感想を書きたいと思います。

アメリカの豆腐は硬め?絹ごし豆腐はある?気になる味は?値段は?

アメリカの豆腐は、絹ごし豆腐、木綿豆腐といった区分ではなく、silk,firm,extra firmという硬さによる区分が一般的です。

silkは、やや硬めの絹ごし豆腐という印象。日本の絹ごし豆腐よりはややしっかりした印象です。日本の柔らかい絹ごし豆腐が欲しい場合には、日系スーパーの豆腐売り場で自家製豆腐を手に入れるのが近道ですが、しっかりめの絹ごしもそれはそれで美味しいです。

firmは、日本で言うと木綿豆腐といった印象。木綿豆腐の中でもずっしりめの奴に近いです。

extra firmは、木綿豆腐を更に水切りしたくらいずっしりと硬いです。イメージとしては、水切りなしで麻婆豆腐が作れちゃう感じです。切っても全く型崩れなし。

味に関しては、アメリカの豆腐は味が薄いという話も聞いていましたが、個人的には普通に料理に使う分には気になりません。もちろん、おぼろ豆腐のような濃厚さ…だとか甘味だとかを追求しだすときりがないですが、家庭で一般的な料理を作る分には不自由しない美味しさです。

気になるお値段は、私の住むボストン近郊では、1パック$1.6~$2程のことが多いです。日本に比べると少し高くはなりますが、1パックに400g程度と量もそれなりに入っているので、日常使いできないほど高額というわけではありません。

アメリカ(ボストン)で手に入る豆腐

こちらのセクションでは、ボストン近郊の各種スーパーマーケットでの、豆腐の陳列具合を写真でご紹介したいと思います。

こんな感じなんだというイメージの参考になったら幸いです

Trader Joe’s

トレーダージョーの豆腐コーナー写真皆様にお馴染みTraderJoe’s。豆腐は、通常の豆腐(赤)とextra firmの2種類の他、bakedタイプなど広く取り揃えられています。

Whole Foods

WholeFoodsMarketの豆腐コーナー写真WholeFoodsMarketの豆腐コーナー。写真には写っていませんが、Silk,firm,extrafirmと各種硬さが揃っています。

現地スーパーマーケット(Stop &Shop,shaws)

現地スーパー(Shaws)の豆腐コーナー現地スーパー(Shaws)の豆腐コーナー。現地スーパーでもこの品揃え。各種硬さに加え、bakedタイプなど様々なタイプが揃っており、アメリカ社会への豆腐の浸透具合がうかがえます。

えびすや(日本食材スーパー)、super88(中華系スーパー)

中華系スーパーの豆腐コーナーこちら中華スーパーの豆腐コーナーです。アジア系だけあって豆腐以外にも厚揚げ、豆乳など揃っています。日系スーパーの豆腐コーナーが映った写真がないのですが、えびすやさんの自家製豆腐は1パック1ドル程と値段も安いうえに味は絶品です。

実際に食べ比べ

実際に食べた種類は下記よりも多いですが、今回は写真も残してある下記の4種について食べ比べレビューを記載したいと思います。

WholeFoodsMarketのPB、365シリーズの豆腐(Silk)

WholeFoodsMarketのPB、365シリーズの豆腐(Extra firm)

Trader Joe’s の豆腐(Extra firm)

Trader Joe’s の豆腐(通常版、硬さ具合はfirm)

WholeFoodsMarketのPB、365シリーズの豆腐(Silk)

WholeFoodsMarketの豆腐WholeFoodsMarketのPB、365シリーズの豆腐(Silk)
365シリーズsilk豆腐を皿に出した写真皿に取り出すとホロリと崩れる感じは、まさに絹ごし豆腐です。
365シリーズsilk豆腐を開封した様子写真前後しますが、パッケージを開封し取り出した写真です。下記のfirmタイプはびくともしませんが、こちらは上手に取り出さないとホロホロと崩れます。

 

365シリーズの豆腐(Extra firm)とTrader Joe’s の豆腐(Extra firm)

 

右が365シリーズの豆腐(Extra firm)、左がtrader Joe's の豆腐(Extra firm)の写真右が365シリーズの豆腐(Extra firm)、左がtrader Joe’s の豆腐(Extra firm)
365シリーズ(extrafirm)開封写真365シリーズ(extrafirm)開封した写真。木綿模様が入っているのが見えますでしょうか?
traderjoe'sの豆腐(extrafirm)開封写真traderjoe’sの豆腐(extrafirm)を開封した写真。木綿模様と共にこちらは気泡のような小さな穴が特徴です。
皿に盛りつけて醤油をかけた写真右が365シリーズ、左がトレーダージョーのもの。トレーダージョーのextrafirmの方がさらに固く切り口もパキッとする印象です。どちらも非常にずっしりとしていて、水切りなしで麻婆豆腐にできそうなレベル。豆腐ステーキにしてもボリューミーです。味については、正直なところ違いが見受けられなかったので、購入しやすい方を購入すれば良いかと思います。

 

trader joe’sの豆腐(通常版 firmタイプ)

trader joe'sの豆腐通常版の写真trader joe’sの豆腐です。硬さの記載はないのですが、firmタイプに分類されると思います。
trader joe's の豆腐(firm)開封写真trader joe’s の豆腐(firm)を開封した写真。extrafirmについていた木綿模様のような模様ははっきりとは確認できません。ところどころに少し気泡が入っています。
trader joe'sの豆腐を皿に取り出して醤油をかけた写真trader joe’sの豆腐を皿に取り出して醤油をかけた写真です。食感はまさに日本の木綿豆腐。

 

4種食べ比べのまとめ

以上のように4種を食べ比べた感想のまとめとしては、

まず味に関して。上記の銘柄の中では、どこが極端にまずいだとか美味しいという差異は、私には正直見出せませんでした。これはアメリカにきて思ったことですが、味噌、豆腐をはじめとする大豆製品は全般的になんちゃって日本食という感じがなく、味のクオリティが高いです。なので、どれも大差ないというのは、ネガティブな表現というよりは、どれも豆の味がしっかりして素晴らしいクオリティというふうに受け取って頂けると嬉しいです。

硬さに関しては、表示と冒頭でのご紹介の通り、extra firm(水抜き不要で麻婆豆腐作れるレベル)、firm(しっかりめの木綿豆腐)、silk(しっかりめの絹ごし)という理解で間違いないと思います。日本では豆腐というとどうしても、主菜というよりは副菜の印象が強いですが、こちらでは肉・魚に代わるメインディッシュのたんぱく源として期待されているところが大きいように感じていて、そのためfirmやextra firm等、しっかりずっしりした食感のものが好まれているようです。

firmやextrafirmはお腹にもたまるので、サラダにそのまま入れてダイエットメニューにするのもオススメです。

上手くレポートできている自信がありませんが、今日はこのあたりで。ここのところは実際はどう?というのがございましたらお気軽にお問合せ頂けたら幸いです。今日も最後までお読み下さって有難うございます。