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ボストンバレエ「くるみ割り人形」を見てきました。服装は?当日の雰囲気と感想

ボストンバレエくるみ割り人形鑑賞のイメージ画像

ボストンの冬の風物詩の一つと言えば、ボストンバレエのくるみ割り人形。日本ではなかなか気軽にバレエ鑑賞とはいきませんが、ここボストンでは比較的お求めやすい値段でバレエ鑑賞ができます!バレエ鑑賞初心者の私も、去る11月29日、くるみ割り人形を鑑賞してきました。初心者の私でもとても楽しめたので、本日はその時の様子をご紹介します。

冬の風物詩「くるみ割り人形」

ボストンの冬といえば…Nut cracker

ボストンの冬と言えば、くるみ割り人形(Nut Cracker)。毎年家族で少しお洒落をしてくるみ割り人形を見に行くのが冬の風物詩という家庭も少なくないようです。

バレエ鑑賞というと大人向けなイメージでしたが、実際、家族連れも沢山来ていました

超絶技巧のクマもいます

また、ボストンバレエ団のくるみ割り人形と言えば、有名なこのクマさん。

このクマさんを見れただけでもテンションアゲアゲ!開演前にはロビーで記念撮影もやっていました

チケット購入

チケットは、私が購入した2019年10月時点では、ボストンバレエ団の公式サイトからの購入が最も安く買うことができました。会員登録(無料)が必要ですが、会員登録することで、次回の料金が半額になるクーポンがもらえたりするので、オススメです。

座席も、実際の座席表を見ながら選ぶことができます。今回、私が購入したのは、T-57というOrchestraLeftの格安席(手数料込みで$58)。T列の一番左端の席なのですが、

どこらへんかと言うと、下記の矢印のあたり(一番左端の席です)

舞台がちゃんと見えるのか、当日行くまで若干の不安がありましたが、実際に自分の座席から舞台を撮影した写真がこちら。

T-57から舞台を見た写真オペラグラスなしでも舞台全体を見ることができ、初心者のバレエ鑑賞にはうってつけの席でした。
私のように、バレエ鑑賞初心者には、比較的お求めやすい値段から座席が変えるのが嬉しかったです

当日の服装

バレエ鑑賞というと、どれだけドレスアップしなければいけないのだろうか…。

事前の検索情報では、服装は割とカジュアルという情報を得ていたものの、

バレエをよく見る人のカジュアルと私の想像するカジュアルって違う気がする…

と不安でいっぱい。

じゃあがっつりドレスアップするかというと、あらゆる家財を処分してボストンにやってきたため、ドレスアップにも限界が…

このためだけに衣装を買うのも気が引けたことに加え、既に雪の降るボストン、車のない我が家は徒歩移動。ドレスアップしたところで、その状態で無事に劇場に到着できるとも思えず…。

結局、黒セーター、スカート、タイツ、足元は黒のスノーブーツ、といういつもの出で立ちに、スカーフのみ付加して参戦しました。

さて、実際の昼の部の雰囲気ですが、

思っていたより良い意味でずっとカジュアル!

正確には、

もちろんこの日のためにドレスアップしている方もいらっしゃいます(体感では、3割くらい)。

綺麗なワンピースだったり、綺麗目のダウンコートだったり(モンクレールのダウンが多かったです)、ちょっとしたアクセサリーだったり。スーツの男性もいました。ただ、ロングドレス等の方は私がお見掛けした限り、昼の部では居らっしゃいませんでした。

ディズニープリンセスのようなドレスでドレスアップしている小さなお子さんもちらほら。お子さんは、ワンピースルック等軽くドレスアップしている子が多かったです。

残りのうち、4割程度の人が、いつもより少し綺麗目な服装。ウールパンツにシャツにセーター的な方が多かったです。

残りの3割は、ジーンズ等いつも通りの服装(映画館で普通に見かけるような服装)でした。

ジーンズだから白い目で見られる、というような雰囲気でもなく、それぞれがそれぞれの雰囲気でその場の雰囲気を楽しんでいるという雰囲気。

さすがに短パンにランニングとかだと浮くと思いますが、この時期のボストンでそのような服装をする方が難しい!…というわけで、自分なりに、手持ちのもので少しドレスアップする程度で大丈夫な雰囲気でした。

旅行でボストンにやってきて、バレエを見に行きたいけど服装が…と悩まれている方も是非お気軽にご鑑賞下さい!

エントランス

会場のオペラハウスは、間口は小さくて地味な印象ですが、一歩中へ入ると豪華な装飾の素敵な空間が広がっています。一番奥のクリスマスツリーのところでは、例のクマさんとの記念撮影も!

シャンパンも売ってます

座席に備えつけのメニューには、シャンパンを始め各種アルコールや子ども向けドリンクが。開演前と休憩時間には、オーダーを受ける売り子さんが会場内を巡回しています。

シャンパンを飲みながらバレエ鑑賞って気分が上がります!

バレエ鑑賞初心者でも楽しめました!

バレエ鑑賞初心者だけど大丈夫かな?と少し心配していたバレエ鑑賞でしたが、実際にはあっという間の2時間半。

前半のクマさんの超絶技巧ダンスやところどころに挟まれる笑い要素は、私のようにバレエに馴染みのない素人でも楽しめましたし、後半のめくるめくダンスはただただ美しいの一言。

せっかくボストンに住んでいるんだし…!と思い切って鑑賞して良かったです

事前に予習しておかなきゃ…と思っていた話の筋書きも、会場で無料で配布されるパンフレットに分かりやすく解説されています。

全体を通して、バレエ鑑賞の素人や家族連れにも優しい工夫が随所にあり、誰でも気軽に見ていいんだよ!という懐の深さを感じました。

ボストンバレエ団では、近代的なバレエダンスからくるみ割り人形や白鳥の湖といった古典的な演目まで年間を通して幅広く上演されているとのこと。

私は次は白鳥の湖を狙っています!

是非、皆さまもボストンでバレエ行ってみて下さい。