日常生活

アメリカで布団生活。日本から海外発送、値段、使い心地から使い方の工夫まで

アメリカでも布団生活をしている我が家。現在アメリカは東海岸にて快適な布団ライフを満喫中ですが、当初はどこで買うか?コストはどうか?干し方、メンテナンスはどうしよう?そもそも絨毯・フローリングに布団ってどうよ?と疑問・心配だらけ。というわけで、今回は布団購入に至るまでの流れや購入先、費用から、メンテナンス、当初の細かい懸念点とそれに対する感想に至るまで、ぶっちゃけたところを公開します。

布団が欲しい。そもそも布団を選択した理由

引越し、運搬、処分の楽さ

転勤による引っ越しを何度も経験している我が家ですが、その度に大変だったのがベッドの移設。でかいし、重いし、とても女性一人でなんとかできるものではありません。

アメリカには2年の滞在予定の中で一回の引っ越しが予定されており、日本のような引っ越し業者もメジャーではないという話を聞いていたので、なおさら自分達で運搬できない家財は購入したくないと思っていました。

その点布団は本当に楽。なんなら女性一人でも運べます。エレベーターの有無や間口について悩む必要もない。そんな気軽さが理由の一つ。

部屋が狭い

また、渡米先で住むアパートが、日本で住んでいたマンションよりも狭いことも布団生活を後押し。布団ならば、スペースが欲しいとき、畳んでしまえばOK!。ベッドだとこうはいきません。

布団を畳んだ時の部屋の様子。広々と多用途に使うことができます。参考にペットボトルを置いてみました。布団を畳んだ時の部屋の様子。広々と多用途に使うことができます。参考にペットボトルを置いてみました。

コスト面

コスト面で布団の方が割安に感じた、というのもありました。ベッドでの生活となると、ベッドフレーム、マットレス、マットレスの上に敷くパッド、カバー…、と揃えるものが結構あり、そういったものを揃える費用、引っ越しの際にベッドがあることでかかる余分な費用(布団であれば自分達で移動可能だがベッドは搬出業者さんに別途依頼する必要がある)を加味すると、布団の方が安いのでは?と思われたのも理由です。

上記のような理由から、アメリカでも布団生活を選択し、現在とても満足しています。ただ、実際に生活が始まるまでは、湿気は大丈夫かな?絨毯(もしくはフローリング)で布団ってどうなの?ほこりとか大丈夫?干したりメンテナンスはどうしよう?という細かい心配もありました。この点についてはこの記事の下の方で触れたいと思います。

どこでどうやって買う?購入場所、選んだ布団と値段

購入場所、注文の流れ

米国のamazon.comにも布団はいくつか出品されているのですが、

  • amazon.comに出品されている布団もそれなりの値段がすること、
  • 布団もどきではないかという疑念がぬぐいきれなかったこと、
  • 渡米後すぐに使用したいため失敗できない(返品交換が可能だったとしても現実的でない)こと、
  • 敷きかけ布団3組まとめての購入であればEMS送料も割安になるので結果的にコスト面で変わらないこと、

から今回の渡米にあたっては、海外発送をしてくれる、日本国内の布団屋さんにお願いしました。

なお、現在来客用の布団を一組調達しようと思っており、日数に余裕があるためamazon.comのプライム商品であれば布団購入チャレンジしてみてもいいなと思っております(最悪返品できるので)。購入したらまた記事にしますね。

いくつかお店を検討した後、最終的にお願いしたのはこちらのお店。

ふとん工房 アトリエmoon

電話、メールどちらでの問い合わせにも応じて下さり(しかも返信が早い!)、対応もとても丁寧にして下さいました。

注文の流れとしては、私は購入時はまだ日本にいたので、一旦電話で詳細と渡米先の住所に発送可能かを確認。その後、楽天市場のお店から注文を出しました。配送先に海外住所を入力すると、後ほどお店から海外発送の送料を含めた金額の連絡があり、その金額で問題ない旨こちらから返信をして注文確定、という安心のシステム。決済完了から発送完了までも非常に迅速で、発送完了次第、EMSの追跡番号も知らせて下さいます。

選んだ布団と値段、選択の理由

選んだ布団と合計費用

選んだ布団は、こちら。

 

 

2019年8月時点で、布団合計3組(2組セットを1つと1組の組み合わせ)の値段が16176円、アメリカ東海岸マサチューセッツ州までの送料が26892円。合計で 43068円でした。

これらに、アメリカに来てから好みに合わせて買い足した枕(2個で$32.99。枕は付属しているのですが、好みがあるので別途購入しました)、下に敷いているマットレスが一つ$115だったので、合計で$345。

布団生活、初期投資費用の合計としては、

43068円+$377.99。1ドル110円として、3人分で〆て約85000円程でした

で、こちらの布団ですが、中身はポリエステルです。なので人によっては薄く感じてしまわれる場合もあるかと思います。

マットレスの厚みと布団の厚みの写真。マットレスが約10センチ、布団は約5センチほどの厚みです。若干見づらい写真となっておりますが、マットレスが約10センチ、布団は約5センチほどの厚みです。

 

ふとん工房 アトリエmoonは、お店のページを見て頂ければ一目瞭然ですが、ものすごくきちんとした布団屋さん(嗚呼貧弱なボキャブラリー…適当な表現が見つからない…)なので、もちろん羽毛布団など様々な布団が取り揃えられています。なので、そうした布団をご希望の場合も是非お店を覗いてみて下さい。

選択の理由

私自身もぶ厚めのしっかりした布団が好みではあるのですが、今回購入したのはポリエステル。それには下記の理由がありました。

①最悪洗って乾燥機で乾かせる

②薄いのは三つ折りマットレスでカバーできる

③リーズナブルな値段

①最悪洗って乾かせる

我が家には3歳の娘がいます。最悪の場合、そう、それはおねしょです。滅多にないこととはいえ、半年に一回くらいはどんな子でもありますよね。また子どもですから風邪を引いたら突然の嘔吐なんかもあります。そんなときもお手入れの簡単なポリエステルなら安心。敷布団ですら比較的薄いのでギリギリ洗濯機で洗えますし(なお布団の説明書では洗濯は推奨されていません。あくまで自己責任で)、アメリカの自宅に着いている洗濯機にも入りました。子どもがもう少し大きかったら違ったかもしれませんが、我が家の場合は「洗って乾かせる(自己責任だけど)」というのはとても重要でした。

②薄いのは三つ折りマットレスでカバー

また、薄い、という点についてはマットレスでカバー可能、というのも大きかったです。現在は、amazon.comで購入した下記のtwinサイズ(twinサイズが日本のシングル布団にぴったりでした)の三つ折りマットレスを敷き、その上に布団を敷いて寝ています。寝心地にはうるさい私(枕や布団が変わると熟睡できないタイプ。旅館の布団ですら固いと思うことも)でもぐっすり眠れています。布団自体は薄目なので、寝心地についてはマットレスで好みのものに調整、という感じです。

③リーズナブルな値段

そして、リーズナブルなお値段。私達の任期は2年と言われており、2年すれば日本に帰国するのですが、その際も基本的に引っ越し費用等の補助はありません。そのため、アメリカで使用したものは基本的にアメリカで廃棄して帰国することになります。2年間大切に使って、その後は抵抗なく廃棄できる値段であることも重要でした。

使い方の工夫、干し方、メンテナンス

使い方の工夫としては、薄さによる底付き感を解消するために、上述のように3つ折りマットレスを使用していること。それ以外は特にありません。なお、シーツについては予め日本で安いものを購入して3組分持ってきました。

普段の布団を敷いているときの部屋の様子。普段の寝室の様子。
布団とマットレスを重ねている様子。このようにマットレスの上に布団を重ねて使用しています。

干し方・メンテナンスについては、日本から持参した布団乾燥機が大活躍。外干し文化がないアメリカでは外に布団を干すことは難しいです(もっとも出国前に住んでいた日本のマンションも幹線道路に面していてススが酷く布団を干せるような感じではなかったので一緒と言えば一緒ですが)。我が家では、1~2週間に一度、布団乾燥機で布団を乾燥させています。私も娘もアトピー、アレルギー体質ですが、快適に過ごせています。寝心地もふかふかです。

布団乾燥機はアメリカでもアイリスオーヤマさんのものがamazon.comで購入できますが、選べるモデルは1種類のみで日本よりも数千円高い値段となっています(他メーカーに至っては倍ほどすることも)。何かと使用頻度が高いので、荷物に余裕があれば日本で購入して持参されるのがおすすめです。

 

布団乾燥機使用時にはこちらの変圧器を使っています

 

当初の懸念点と実際の使い心地

湿気、床からの冷気は大丈夫?外干しできないけどどうしよう?

湿気、冷気については、アメリカ東海岸マサチューセッツ州での話にはなりますが、結論から言って全く大丈夫でした。我が家は一階なので余計に心配していたのですが、湿気というよりはむしろ乾燥が気になるくらいで、日本のようにジメジメした感じはありません。なので、干さない日も夜寝るときに布団のジメジメが気になるなんてことはありません。

床からの冷気についても、マットレスを敷いた上に布団を敷いているので気になることはないです。

外干しができない点については上述のように布団乾燥機で対応。よく考えてみればベッドの場合は外干ししないし(できないし)、まあこんなものか、と問題なく暮らせています。

フローリングや絨毯に布団ってどうよ?家の中下足だけど問題

家の中下足問題については、我が家では、

  • 玄関で家の中用のサンダルに履き替える
  • 布団を敷く部屋(寝室)には履物を脱いで入る
  • 布団を敷く部屋は入念に掃除機をかける

ことで対応しています。私も娘もアレルギー体質ですが、我が家ではこのやり方で問題なしでした。ほこりっぽさも感じることなく過ごせています(掃除機(アメリカの掃除機のパワー、すごいです)を入念にかけることに加え、風邪予防に加湿器をつけているのも一役買っているかもしれません)。

また、余談になりますが、そもそものところで意外だったのが、家の中がどろどろになるかと思っていた下足生活、意外に家の中が汚れない。裸足の方が汚くなる、なんて話も聞きますが、下足生活でも思いのほか家の床が綺麗に保たれることは発見でした。

まとめ

以上、アメリカでの布団生活についてでした。現在はとても快適に布団生活送っていますが、実際に始めてみるまでは細かい点も気になって不安もあったので、何かご質問や疑問があればお気軽にお問合せ下さい。

本日も最後までお読み頂き有難うございます!