日常生活

ホリデーチップは誰に?相場は?渡し方は?現金?ギフトカード?メッセージは?我が家の場合

ホリデーチップ画像イメージ図

ホリデームード真っ盛りのアメリカの12月。やたらとお店でギフトカードが売られているな~と思ったら…ホリデーチップなる習慣がアメリカにはあるというネット情報が!!

なぎこ
なぎこ
全然知らなかったわその習慣…!

子どものプレスクールの先生と、マンションのコンシェルジュさんと…誰に、いくら、どうやって、いつ渡す?予想外の出費にあたふたしつつ、なんとか先日すべての方に渡し終えましたので、その一部始終をレポさせて頂きたいと思います。

ホリデーチップとは

ホリデーシーズンに、マンションの管理人やドアマン、コンシェルジュ、その他マンションで働いている人や学校の先生など、日頃お世話になっている人に、日頃の感謝・お礼の意味を込めて渡すチップをホリデーチップと呼ぶそうです。

特にこういった習慣が盛んなのはニューヨークのマンハッタンで、マンハッタンではホリデーシーズンになると、マンションの従業員一覧が掲載された紙がそれとなく各戸に投函されたりするそうです。

私の居住するボストン郊外の街では、(ボストンは留学生が多いという土地柄もあるのか)従業員一覧がメールボックスに投函されているようなことはありませんでした。

後述のように、私がマンションのコンシェルジュさんにホリデーチップを渡した際には、「みんながこんなことをしてくれるわけじゃないんだ。本当にありがとう!」という趣旨の言葉を頂いたので、日本の中元・歳暮のように、慣習としては知られているが地域や年齢によってもトーンが違うのかもしれません

ただ、ボストンにかつて駐在されていた方のブログでもホリデーチップの話題が出ていたこと、普段お世話になっている子どものスクールの先生や、大量のamazonの荷物を受け取ってくれるコンシェルジュさん、雪かきをしてくれるアパートのスタッフさんに感謝の気持ちを伝える良い機会と考え、渡すことにしました。

誰に渡す?

一般的には?

下記の人に渡すのが一般的とのことです(下記の方全員に渡すという人もいれば、下記の中で普段面識がある人に渡すという人もいて、皆さん予算に応じてそれぞれという感じです)

  • マンションの管理人
  • マンションのコンシェルジュ
  • マンションのドアマン
  • その他マンションで働いてくれている人(お掃除、メンテナンスの従業員さん等)
  • 学校の先生(ESL,プレスクール etc.)

我が家の場合

我が家の場合は、

  • マンションのコンシェルジュさん 1人
  • プレスクールのディレクター 2人
  • プレスクールの担任の先生 2人
  • プレスクールの他の先生(保育補助に入ってくれる)7人
  • マンションで雪かき等をしてくれるメンテナンススタッフさん 10人

の合計22人に渡すことにしました。

相場

1人あたりの金額とホリデーチップに費やす総額

5~30ドルのレンジで、普段の関わりの深さ、お世話になっている度合いや予算に応じて変動する、というのが相場のようです。スタッフの多い大規模マンションだと、ホリデーチップだけで1000ドル近くになる場合も珍しくないとか…。

我が家の場合

我が家は、そこまで潤沢な予算をホリデーチップに計上できなかったので、下記のような配分でチップを渡しました。総額としては、ホリデーチップに$220を費やしたことになります。

  • マンションのコンシェルジュさん 20ドル×1人
  • プレスクールのディレクター 20ドル×2人
  • プレスクールの担任の先生 20ドル×2人
  • プレスクールの他の先生(保育補助に入ってくれる)10ドル×7人
  • マンションで雪かき等をしてくれるメンテナンススタッフさん 5ドル×10人
これが充分な金額かどうかは地域柄にもよると思うので何とも言い難いですが、こんな例もあるよという参考になれば幸いです

現金かギフトカードか

基本的に現金、ギフトカード、小切手(チェック)何でもOKです。

ただ、checkは沢山の人に配るのが私は少し怖い気がしたので(紛失等のリスク)、実際には、現金かギフトカードの二択かなという気がします。

現金を使う機会が非常に少なく、同額の紙幣を複数用意するのが結構大変に思えたので、我が家ではギフトカードをチョイス。

当初はamazon.comのギフトカードを検討していましたが、$25以下のチャージが難しそうであったこと、アクティベートが上手く言っていないというクレームの口コミが複数あったこと(何千件のうちの数件なので稀なケースではあるのでしょうが)から、WHOLEFOODSのギフトカードを選択。

WholeFoodsMarketの店頭で、直接希望の金額をチャージしてもらいました。

ギフトレシート(ギフトカードと一緒に受取人に渡し、万一不具合の際にそれがあれば対応してもらえるレシート)も貰えるし、目の前でチャージされているのを確認できるので安心感がありました

なお、マンションのメンテナンススタッフさんは、一人あたり5ドルとさらに少額だったので、マンション横のカフェ(メンテナンススタッフさんもよく利用しているのを見かける)のギフトカードを渡しました。

渡し方・メッセージ

渡し方

渡し方は、ホリデーシーズンに手渡しが一般的。我が家は旅行の予定があったので、12月の第2週あたりから順番に渡し始めました。

渡す際の包装ですが、この時期になると、ホリデーチップ用の封筒やポストカードが店頭に沢山並びます。その中から好きなデザインを選べばOK!…なのですが、正直パッケージングにそこまでお金をかけていられないのも正直なところ。

我が家の場合は、amazonでギフトカード用の小さな封筒(多色100枚入りで8ドルほど)を購入し、その中にギフトカードとギフトレシートを入れました。

封筒の外側に、相手の名前(分かれば)と、自分の名前(マンションスタッフさんの場合には部屋番号)を書いて完成です。

メッセージ

メッセージは、HappyHoliday!やThank you as always! といった日頃の感謝のメッセージを書いても良し、何も書かずに手渡す際に感謝の言葉を述べるもよしです。

実際にホリデーチップを渡して…感想

当初は、その存在、突然の出費に戸惑いしかなかったホリデーチップでしたが、実際に渡してみた感想は、渡して良かった!というのが正直なところです。

英語が堪能ではないことで、親子共に手間をかけている保育園の先生にも、日頃の感謝の気持ちを改めて伝えることができたし、大量のamazonの荷物を日々受け取ってくれているコンシェルジュさんにもお礼ができ、喜んでもらえたのはやっぱり嬉しかったです。

特にコンシェルジュさんは、「みんながこんなことをしてくれるわけじゃないんだ。本当にありがとう!嬉しいよ!」と物凄く喜んでハグしてくれました。感謝の気持ちはありつつ、乏しい語学力から普段は事務的な連絡で精いっぱいだったので、今回頑張って渡して良かったです。

今まで何となく声がかけ辛かったメンテナンスのスタッフさんも(本当に申し訳なくなるくらい少額のチップではありましたが)道で合えば挨拶するように。

ホリデーチップを渡して感謝を伝えるという機会が、コミュニケーションの良い機会になりました。

よくよく考えてみれば、日本に居てもお中元やらお歳暮、忘年会、年賀状…とお付き合い関係の出費はありますもんね。我が家の赤裸々なホリデーチップ事情が、私と同じように、え??ホリデーチップって何?みんなどのくらい支出してるの?どうしよう…??と悩まれている方の参考になったら幸いです!