アメリカ食材事情

アメリカで豆乳買う時は注意!無調整豆乳がない?成分比較と食べ比べ

アメリカ豆乳写真

アメリカのスーパーでも必ず見かける豆乳。日本にあるような無調整豆乳も簡単に手に入るかと思いきや、unsweetendタイプを選んでも変なフレーバーがついていたりで大難航。そこで、今回は私が大失敗した経験から、実際に数種類を購入、成分比較と共に飲み比べをした結果をお届けします。日本の無調整豆乳に最も近いと思われる豆乳もご紹介してますので参考になれば幸いです!

多種多様なアメリカの豆乳

アメリカの現地スーパーに行って驚くのが、豆乳コーナーの広さとその種類の充実ぶり。チョコレートフレーバーやコーヒーフレーバー、バナナフレーバーなど様々なフレーバーの豆乳が売られています。

こうした甘味が添加された豆乳飲料があるのは私も知っていたので、豆乳鍋を作るときには、unsweetendタイプを選べばそれで解決すると思っていたのですが…

unsweetendだけど、謎のバニラフレーバー

今回私は豆乳鍋を作りたかったので、日本で売られている紀文の無調整豆乳のような、プレーンな豆乳を探していました。プレーン=砂糖や味の添加なしという認識でいたので、こちらの商品(365Everyday Value, Organic Soy Milk Unsweetened,32fl oz)を選んで大満足。

口コミレビューも上々だったので、何の疑いもなく家に帰り、昆布だしを取り、最後にトポトポと豆乳を加えると…

なんだか変な、バニラ風味のフレーバーがするやないか…

大急ぎで裏面のパッケージを確認すると…Organic natural flavorの文字が…

これが謎のバニラフレーバーの原因か…私が欲しいのは豆腐みたいな味の豆乳なのに…

結局、がっつり味噌を溶き込み、フレーバーが飛ぶまで沸かし、隠し味のチーズも投入してなんとか豆乳鍋の体裁を整えるに至りました…。

 

無調整豆乳に近いのは?原材料比較と食べ比べ

さて、こんな失敗をやらかしたのは私だけかと思いきや、調べてみるとアメリカで紀文の無調整豆乳のような、いわゆる大豆の味のする豆乳を手に入れるのはなかなか難しいということを知ります。そこで、今回失敗した365シリーズの豆乳及び、比較的日本の豆乳に近いという口コミの2点の合計3点を実際に購入して飲み比べてみました。

365Everyday Value, Organic Soy Milk Unsweetened,32fl oz

まずは、こちら一番最初に購入したWholeFoodsMarketのPB商品です。

成分

  • Organic soy milk(filtered water,organic soy beans)
  • calcium carbonate
  • Sea salt
  • Organic natural flavor
  • Gellan gum
  • Organic locust bean gum
  • Vitamin A palmitate
  • Elgoculciferol(vitaminD2)
  • Riboflavin (vitaminB2)
  • Cyanicobalamin(vitaminB12)

結構いろいろ添加されている感じです。

味の感想

Whole Foods のプライベートブランド(PB)365シリーズは、お買い得で味も良く私も大好きなのですが、こちらの豆乳に関しては人工的なフレーバーが気になってしまって、個人的にはイマイチかもしれません。

もっとも、このフレーバーが、ココアやミロ等と混ぜた時には、豆乳臭さが気にならないという意味で良い方向に効いてくると思うので、豆乳臭いのがとにかく苦手、栄養面で豆乳を摂りたい(豆乳鍋等料理からではなく、ドリンクメインで)という方にはおすすめできると思います。

Silk Unsweetened Organic Soymilk 32-Ounce

silk豆乳写真

こちらSilkの豆乳のunsweetendバージョン。アメリカではメジャーなブランドでどこのスーパーマーケットでも大抵置いてある印象です。パッケージにはunsweetendとしか記載がありませんが、amazonの説明文ではunflavoredと記載がありました(でも届いた商品の表示を見るとnatural flavorが添加されていました😅)6本入りでamazonで$15程。

成分

  • Organic soy milk(filtered water, soy beans)
  • Sea salt
  • natural flavor
  • gellan gum
  • contains 2% less of Vitamin and Mineral brend(
  • calcium carbonate
  • Vitamin A palmitate
  • Elgoculciferol(vitaminD2)
  • Riboflavin (vitaminB2)
  • Cyanicobalamin(vitaminB12)
365シリーズと比較がしやすいように、パッケージ記載順と順序を少し変えています。こちらも結構いろいろと添加はされている印象です。保存期間を維持するために必要なのでしょうか

味の感想

 

届いてみると、Amazonの商品表記では、unflavoredとなっていましたが、裏面を確認するとnatural flavorの文字が…。

また失敗しちゃったの…

という思いが頭をよぎります…。少しがっかりしながら、とはいえ確かめてみないことにはと思い、味見味見。

なんというか、良い意味で期待を裏切られる美味しさ。

上述の365シリーズの豆乳は、単品で飲むと人工的なフレーバーがどうしても鼻に着く感じなのですが(もっとも、プロテイン等を加えて飲む場合には、この人工的なフレーバーが良い意味で豆乳臭さをなくしていて大変飲みやすいです。なので、純粋な豆乳、という観点ではマイナスというだけで、この365シリーズの豆乳自体が不味いとかそういうわけではありません)、

こちらのSilkの豆乳の場合には、不自然なフレーバー感はなく、豆乳特有の嫌いな人にとっては嫌いな臭みが上手く打ち消されていて、牛乳の代替として使いやすく仕上げられている感じです。

なので、紀文の無調整豆乳の完全な代替品とまではいきませんが、牛乳で料理を作る感覚(ミルク鍋だったり、ミルクシチューだったり)であればガンガン使えそうな仕上がりです。

West Soy Organic Soymilk, Unsweetened, 32 Fl Oz

こちら在米の方のブログでおすすめされていた豆乳です。

成分

  • filterer water
  • organic soy beans
超シンプル!!!これは期待が持てそうです

味の感想

成分表の記載から期待が高まりながらの味見。感想は、かなり無調整豆乳に近い!

日本の無調整豆乳に比べて薄いのが気にはなりますが、気になる人工的なフレーバーや風味は一切なく、豆乳の味です(願わくばもう少し濃いのが好みではあるけれど、薄いのは煮詰めればどうにでもなりますからね)。

濃さという点であと一歩感はあるもののかなり思い描く無調整豆乳に近い味です。

結論:日本の無調整豆乳に近いのは、West Soyだ!

というわけで、今回アメリカで比較的簡単に手に入る豆乳の中で、おすすめのものを試したわけですが、私の中で一番日本の無調整豆乳に近いと感じたのはWestSoyのunsweetendバージョンでした。

成分も水と大豆のみで添加がなく安心ですし、お値段もお求めやすい値段なのでこれからの豆乳の第一選択肢となりそうです。

私のように、豆乳鍋を作ろうとアメリカのunsweetend豆乳をぶち込んで、謎のバニラフレーバーを漂わせるような失敗をする方が一人でも少なくなれば、おっちょこちょい冥利に尽きます。

参考になりましたら幸いです。本日も最後までお読み下さって有難うございます!